プロフェッサー オン ザ ロック

ただ かいと著 プロフェッサー・オン・ザ・ロック っていう心理/精神医学読み物系の本をこの間立ち読みで読破してきました。なかなか面白かったです。

ふとした切っ掛けで教授になるハメになってしまったアルコール依存症の精神科医。本文でも触れていたのだけど,鬱病,リストカッター,そして当然アルコール依存症の患者も診るわけで…,同じくアルコール依存症の精神科医が。皮肉というか苦笑いするしかなさそうな気もしますが…。でも文体がとっても飄々としていて読みやすいし,読者と付かず離れずちょうどいい塩梅の距離を保って書かれてるなーという気がします。

前掲書の中で触れていて面白いなと思ったのは アルコールを飲んでいる時に一定時間,シラフの時より頭が冴え渡る時間がある というところ。引用は記憶を頼りに書いているのでかなり不正確なのはご容赦を。私も酒好きでウィスキー(Wild Tur­key とか Black Bush とかシングルモルトとか)を好んで飲んでるんですけど,確かにそういう シラフの時よりも頭が冴え渡る感覚 っていうのがよくあります。というか,今がそう。いやあ,面白いなぁ,人間の身体って。そういう感覚って経験あります?

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