本稿は Shifter Advent Calendar 2021 #JP_GetShifter 8日目の記事です,こんにちは。
今回は前回と異なり,サポートネタです。
人はミスをします。漢字の書き取りで不要な点を打ったり,包丁でうっかり指を切ったり,ターミナルで rm -rf ./*
と打つつもりがrm -rf /.*
してしまったり。胃がキリキリする。
Shifter での操作でも,うっかりすれば明後日公開予定の Artifact を今日公開してしまったり,AutoPublish なのを忘れていて generate しちゃったり,Artifact を削除するつもりがサイトを削除していたり。ああ,胃がキリキリする。
.….. Shifter ではそんな些細なミスからサイトと運営者を (胃痛から) 守るべく,いくつかの保護機能を提供しています。
お勧め設定
企業サイトについては是非ともこれらを設定して欲しいです。Artifact の手動公開化は手間によるでしょう。個人のブログサイト程度なら自動公開でもいいかなとは思います。ただ,社内レビュー等を通さないとならない場合は是非設定してください。
サイトの削除保護
取り返しのつかないサイト全体の誤削除ほど怖いものはありません。これさえ有効化しておけば,泥酔したオーナーユーザーが誤クリックしてもサイトの削除ができないようになります。僕も先ほど有効にしました。
サポートドキュメント
WordPress のコンテンツを自動でバックアップ
必要なコンテンツを削除してしまった,エラーになったから設定を戻したい,そんな時には WordPress サイト全体のバックアップ (Media CDN を除く) を generate 毎に自動で取っておけば安心です。いつでもその WordPress を取り戻せます。
サポートドキュメント
Artifact の自動公開の無効化
初期設定では Artifact を generate すると自動で公開されます。社内レビューを通す場合や日時を指定して公開する場合には Artifact を手動で公開するよう,自動公開設定を無効にできます。もちろん,間違って Generate をしても自動で公開されなくなります。
サポートドキュメント
How to disable Auto Publish Artifact
お勧め機能
使いどころは限られるものの,知っていると結構使える機能です。
BASIC 認証
一般公開前なのでサイトを表に出したくない場合や,特定の人にだけアクセスできるようサイトにアクセス制限をかけます。
Tier 2以上のプランで利用可能。
サポートドキュメント
Simple Basic Authentication for Shifter Static Sites
CDN キャッシュの削除
サイトやドメインは残しつつ,CDN にキャッシュされているコンテンツだけを削除したい場合に使います。WordPress 上のコンテンツや Artifact は削除されません。
サポートドキュメント
Delete a published site from Shifter CDN
これで胃痛に悩まされずゆっくり眠れます