強風の中の散歩

今日は晴れていた。風が強かったけど。風がなければ絶好の花見日和だっただろう,大学の構内に咲く桜を見てそう思った。それと同時に,ここひと月くらいデジカメを持ち歩く習慣を止めていた事にちょっと後悔した。

用事が済んで大学に来たのだけど,講義まではかなりの時間がある。こういう時は大学の情報処理センターでネットに漬かるのが常なのだが…。実際にログインして mixi やら 他の人のブログなんかをいくつか見た。さて,次はニュースでもと思ったが,いまいち食指が動かない。頭に入ってこないというのが正確なところか。マグカップになみなみと注がれたコーヒーにさらにコーヒーを注いでいるような—既に溢れていると言うかなんと言うか—,そんな感覚。

しょうがないので気分を変えようと大学の周りを散歩をしようと思い,ログアウトして教室を後にする。仙台の街の極中心部と大きな駅までは歩いて大体20–30分—と,情報処理センタからの入っている建物から出た時に脳裏によぎった。直後に近くには広瀬川もあるしなあという考えも浮かんだが,その考えはまたの機会に採用する事にして仙台の街の中心部へと足を運んでいく事にした。

通った事が少ない道で行ってみよう — 小学生ライクで幼稚な考えが浮かんだ。いつもの事だ。信号に注意する以外,ほとんど本能の赴くままに歩みを進めた。時々原付で通る道とはいえ,目に留めなかったお店が飛び込んでくる。普段とは逆方向に向かっているのだから尚更だ。ヘアサロン,センスのよさそうな家具屋,古着屋 etc。

印象的だったのはなぜかヘアサロンの表にある花壇だった。プランターと言った方が正確かもしれないけど花がとてもキレイだった。なぜか分からないが目を引かれた。デジカメを持っていたら確実にシャッターを切っていただろう。
写真に収める物はいつも撮る理由が分からない。何とは無しに撮りたくなると言うだけだ。構図も全く考えてない。今目の前にある風景を四角いフレームで切り取るだけ。単純な作業かもしれないけど,不思議と面白く楽しい。

パヤパヤと浮かんでくる雑多な考えを吹き飛ばすかのように風は吹きまくる。しょうがないので iPod + k26p から流れる音楽へ身を委ねる。The Delgados,BôA,Cocco,UA,Tori Amos…。でもっていつしか Kur­ax へ着いている。そういえばお昼食べてないなあ,ここフードフロアあったよなと思いつつ中を覗いていく。GAP,unico,Timeless Comfort,gon Design なんかを見て行く見ているだけで楽しい。ウィンドウショッピングが楽しいわけが分かった気がした。さて,友人から美味しいと聞いていたキムカツでお昼を食べようかなと思い,値段を見るも二の足を踏む。学生がお昼にするには高い。

次は HMV へ向かい試聴機周りをする。Natalie Imbruglia と Cloud­berry Jam の新譜が目に留まった。イイ。お金があった時にでも買いたい 😉
どっかでコーヒー飲もうかなと思い Vie De France Cafe へ足を運ぶ(普段ならスタバなんだが今日はヴィ ド フランスだった,そういう日もあるだろう)。普段ならスタバで タゾチャイティーラテ を頼むのだが,当然ここには無い。という事で カフェラテ を頼んだ。一緒に桜あんパンも(嗚呼,やっぱり私は甘党だ)。外を見ながらコーヒーを飲みつつボーッとする数10分,妙に幸せだったりする。

ふと携帯を見ると講義開始まで後1時間ほど。本屋によって帰れば十分に間に合う時間。ってことで,近くにある Ayu­mi­Books に寄る。どうあがいても本屋と私は切っても切れない関係らしい。近くに本屋があるとつい寄りたくなる。そこで買った本が,漫画家きづき あきら の短編集 ぼくのためのきみときみのためのぼく 。これをトートバッグに忍ばせ大学へ講義を受けに帰る。

今日の散歩はこれまでである。帰りはいつもの交通量の多いノイジーな道を通っていった。

うーん,なんとはない行動や思考を書き連ねていったら結構長文になったなあ。

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