ぜみなーる (salvaged entry)

ある女子大ととある国立大学とウチの大学の合同ゼミでモラル/モラルハザードについて話してました(議論という方がいいのだろうが)。

いくつかのグループに分かれて話し合ってました。で,私の居たグループでは,たしか,なぜNHK記者のサンゴ礁報道や雪印の不祥事が起きるのかなどについて話が流れていた。その原因はその時に,「本物に生きていない。イメージだけで生きているのでは?」とうE氏の発言にかなりガツンと来ました。確かに,例えば写真は「自分の取りたいものを取りたいように取る」もの。真を写すわけではない。もし真を写すなら,偏光フィルタなんて要らないしね。「写真は,自分が被写体に対して持つイメージを,その通りに取るもの」なんて自分なりの写真に関しての結論に達したり。で,この時は報道に関して話が進んでたようです。簡単に言うと,僕らの観ているニューズ(の映像)は作り手側の意図するものを見せられているという事。したがって,僕らが観ている対象は本物ではなく,作られたイメージに過ぎない。また,報道は中立な性格を持つものでははないという事。

この後は飲み会での話

その後の飲み会では,とはいっても飲み会が殆どお開きになった時に,数名でアートartとデザインdesignの違いだったか関係だったかについて(その話の最初の方を聞き逃していたので)話してました。たしかフリーペーパーの話しもしてたっけ。デザインはアートになりうるだろうが,アートはデザインになるのかとか。アートとそうではないものの違いはとか。アートには { コセプトがある | 裏付けがある | 言葉で説明出来る }ものだとか。そうでないものは単にマスターベーションであるとか。色で言えば「なぜここにBではなく,Aという色を使ったのか?」と言う問いに対して,「好きだから」と言う答えではなく,ちゃんと理由を説明出来るかどうかがアートとそうでないものの違いなのではということだったり。

かなり中身の濃い合同ゼミと飲み会だった事は言うまでもない。

今回参加頂いた先生方と学生の方々に感謝いたします。有り難う御座いました。また是非こういう機会を設けたいです。

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